卵1個ゆでるのに熱拡散方程式まで持ち出しました|6分半熟卵の科学
半熟卵を作るのに、なぜ「6分」なのでしょうか?
今回は感覚に頼って卵をゆでるのではなく、
卵の内部へ熱がどのように伝わっていくのかを、
熱伝導と熱拡散の視点から分析してみました。
沸騰したお湯と卵表面の温度差、
殻を通過する熱、
卵白と卵黄で異なる凝固温度、
そして時間とともに中心部へ浸透していく熱エネルギーまで。
卵は単純に「火が通る」わけではありません。
外側から中心へ熱が移動することで、
それぞれの層に存在するタンパク質が異なる速度で変性し、凝固していきます。
時間が短すぎれば卵白が十分に固まらず、
長すぎれば熱が卵黄の中心まで到達し、
狙っていた半熟の構造が崩れてしまいます。
そこで今回は、
時間、
温度、
熱伝導、
熱拡散、
そしてタンパク質変性を基準に、
「6分半熟卵」を設計しました。
結局、必要だったのは卵1個と沸騰したお湯だけ。
でも、その理由を説明するには熱力学が必要でした。
ムダなくらい本気。
でも、知ってみると意外と役に立つ。
ムダに本気な料理科学
いいね
0
よくないね
0

コメント 0
まだコメントはありません。最初のコメントをどうぞ。