ラーメン1袋ゆでるのに流体力学まで持ち出しました|550mlラーメン工学の結末
ラーメン1袋を作るのに、本当に流体力学まで必要なのでしょうか?
もちろん必要ありません。
でも、やってみました。
今回は袋に書かれている「水550ml」から始めて、
沸騰する水の対流、
IH加熱による熱伝達、
粉末スープ成分の拡散、
麺内部へ移動する熱と水分、
デンプンの糊化、
そして最終的な麺の弾力まで追跡しました。
水が加熱されると、
鍋の内部では温度差によって絶えず対流が発生します。
粉末スープを入れた瞬間、
溶けた成分やイオンがスープ全体へ拡散し始めます。
そして麺を投入すると、
熱と水分が多孔質な麺の内部へ本格的に移動していきます。
時間が経つにつれて、
デンプンは水分を吸収して膨張し、
デンプンの糊化とタンパク質構造の変化が同時に進行します。
しかし、長く加熱すればするほど良いわけではありません。
加熱しすぎると、
狙っていた麺の弾力は徐々に失われていきます。
そこで今回は、
水の量、
加熱出力、
対流、
拡散、
デンプンの糊化、
冷却、
そして麺の弾力まで、
ひとつずつ分析してみました。
理論上は、かなり完璧でした。
しかし料理には、
最後まで計算するのが難しい変数がひとつ残っています。
実際に食べて、おいしいのか?
ラーメン1袋を作るために、
ここまで分析する必要があったのでしょうか?
ありません。
だからこそ、さらに本気でやってみました。
ムダなくらい本気。
でも、知ってみると意外と役に立つ。
ムダに本気な料理科学
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